英語のプレゼン:実践編

こんにちは。

前回、英語のプレゼンも日本語の場合と同じように、適切に準備すればOK!というお話をしましたが、では、実際のところ、どのように準備をしたらよいのでしょう?

今日は、MRの方が営業会議で行うプレゼンを例に、英語で発表する場合のポイントをお伝えしようと思います。

 

このようなプレゼンの構成を想定したいと思います。

 

セールスのプレゼンの構成(例)

  1. オープニング
  2. 市場分析と営業実績
  3. アクションプラン 
  4. クロージング

 

オープニングは簡潔に!

まず発表を始めるにあたり、簡単な自己紹介と発表のテーマを伝えます。

プレゼンの主目的はセールスに関することなので、この部分はできる限り簡潔に、必要事項を伝えます。

 

たとえば、こんな感じです。

Good morning everyone. I am Taro Suzuki from Tokyo Sales department.

(おはようございます。東京営業部の鈴木太郎と申します)

Today, I will talk about sales results and action plan for Product X.

(本日は、製品Xの営業実績とアクションプランについて発表します)

 

ポイント

プレゼンのオープニングは、定型文を丸暗記してしまい、慣れるまでは同じフレーズを使いまわすと良いでしょう。

 

スライドに発表のアウトラインを箇条書きにする

オープニングで使用するスライドには、当日の発表内容のアウトラインを箇条書きにして最初に示すと、聞き手が話についていきやすくなります。

 

Outline of Presentation

  • Trend of the antihypertensive drug market (降圧剤市場のトレンド)
  • Current issues (現在の問題点)
  • Action plans and targets (アクションプランとターゲット)

 

ポイント

アウトラインは文章の形式にせず、箇条書きで記載し、一目で内容がつかめるようにします。

 

スライド作成のポイント:文章ではなく、単語またはフレーズで!

次に、発表内容の本編に入ります。

日本語での発表と同じように、売り上げトレンドを棒グラフにしたり、市場における製品シェアを円グラフにして、スライドで示すことが多いかと思います。

ここでも文字はできるだけ少なくした方が良いことは変わりないのですが、アウトラインと異なり、本編の説明では、ちょっとしたテクニックが必要になるかと思います。

 

たとえば、売上の推移について、以下のような文章があります。

The net sales of Product X increased by 5% compared with the last year.

(製品Xの純売上高は、前年に比べ、5%増加しました)

 

このままの形でスライドに記載すると、文字数が多く、聞き手は文章を読まなければならないので、注意散漫になってしまいます。

 

そこで、スライド中では、こんな風に簡潔化します。

Net sales: 5% increase vs 2018

 

スライド中の記載を簡潔にすることのメリットは、聞き手にとってわかりやすいというだけでなく、発表者にとっても瞬時に理解できるので、備忘録的な役割を果たします。

 

たとえば、上記の説明に「The net sales of Product X increased by 5% compared with the last year.」と完璧に言えなくても、「Net sales increased 5% vs 2018」(vsは「ブイエス」と発音)と言っても通じます。

最低限、言いたいことを伝えることが目的なので、冠詞、助詞などの細かい文法は気にしなくてOKです。

 

今度は、アクションプランに関する例文です。

In the next year, we aim to enhance disease awareness and increase the number of key doctors.

(来年度は、疾患認知を高め、キードクターを増やすことを目指します)

 

これも文章で書くと冗長なので、スライド中には以下のように記載します。

Objectives in 2020:

To enhance disease awareness and increase the number of key doctors.

ポイントは、なくても意味が通じる冠詞や余分な形容詞等を省略して、できるだけ短く箇条書きにすることです。

また数字は、具体的に記載(「来年」→「2020年」、「過去10年」→「2009-2019」のようにする)と、文字数が削減でき、聞き手にとって一目でわかりやすくなります。

コロンやカンマ、括弧などを利用して、文章を単語単位に区切ることも、有効なテクニックです。

 

発表のポイント:最初に、そのスライドが何を示しているかを伝える!

スライドの準備ができたところで、次に、どのように発表するかです。

英語では、重要な事項や結論を一番初めに伝える構成が一般的です。

プレゼンでもこの手法を使用すると、聞き手の理解度が上がり、話に集中してもらえます。

このため、まずそのスライドが何を示しているかを伝えましょう。

 

たとえば、売上推移のスライドを示すときには、このように伝えます。

This slide shows the sales trend of Product X.

(このスライドは、製品Xの売上推移を示しています)

 

もしくは、次のように言っても良いでしょう。

First, I talk about the sales trend of Product X.

(はじめに、製品Xの売上推移についてお話しします)

 

ポイント

自分なりに言いやすいフレーズを覚えておくと、流れがスムーズになります。

各トピック(上記の例では「sales trend of Product X」の部分)をスライドのタイトルにしておくと、よりわかりやすくなります。

 

最初にトピックを提示したら、詳細の説明を続けます。

グラフなどのイメージで示している場合、下記のような言い回しが使えます。

As you can see…

(ご覧の通り)

As shown in this graph..

(こちらのグラフで示されている通り)

 

ここで英語力アップのポイントですが、1つ1つの単語ではなく、フレーズ単位で覚えるようにすると、スピーキング力が向上します。

たとえば、「disease awareness(疾患認知)」という言葉だけを覚えていても、それだけでは話が続きませんが、「enhance disease awareness」と覚えておけば、意図することが伝えられます。

普段から、製薬業界のセールス・マーケティングで頻繁に使用されるフレーズをメモしておいて、自分なりのフレーズ集を作っておくと役立ちます。

ボキャブラリーを増やすには、文献を読むことも効果的です(詳しくは↓過去記事を参照ください)。

英語文献を声を出して読もう!

 

クロージングはスマートに

何事も終わり良ければすべて良し、ですね。

プレゼンの締めくくりが決まれば、聞き手にも「良いプレゼンだったな」という印象が残せます。

ここはシンプルに、以下のようなフレーズで終わりましょう。

 

Thank you for listening.

(ご清聴ありがとうございます)

スライドも「Thank you」と大きく記載した一枚を示すと、英語のプレゼンらしく終われます。

 

英語によるプレゼンのコツのまとめ