マーケティングの英語:ロジカルシンキングを身につけよう

こんにちは。

製薬会社の社員で現在英語を勉強されている方のなかには、マーケティング部門で働いている、またはそれを目指しているという方も多いかと思います。

私自身はマーケティング部門で働いた経験はないのですが、外資系製薬会社で社内通訳をしていた頃、外国人上司に付いて、営業・マーケティングの会議に出席することがありました。

そこで感じたことは、外国人や日本人で外資系企業での勤務歴が長い方(とくにコンサルティング系出身の方)は合理的・論理的な考え方をすることが多く、そのような思考法を知ることがコミュニケーションをとるうえでとても重要だなと感じました。

「ロジカルシンキング」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思いますが、日常生活で意識されることは少ないかもしれません。

日本人同士であれば、言葉にしなくでもわかりあえたり、抽象的な表現でも共通の認識をもつことができますが、外国人相手の場合だと微妙なニュアンスは伝わらず、また感情的な表現を使うと敬遠される傾向にあります。

私もかつてそうでしたが、営業職に就いていると、「結果(売上)が良ければ、すべて良し」という考えに陥りがちです。もちろん結果は大事なのですが、それを論理的に伝えられるか否かで、相手の受け取り方が大きく変わってきます。

営業ほど結果が明確に出てこない部門の業務では、とくにロジカルに伝えるスキルが必要になってくるかと思います。

そこで、今日はマーケティングの会議で重要となるロジカルな考え方と、使える英語フレーズをご紹介したいと思います。

ロジカルシンキングの基本

「ロジカル」とは何かと問われると難しいかもしれませんが、「抽象的」な表現を避け、より具体的に表現すると良いかと思います。

ロジカルシンキングの基本として、「Why so?」「So what?」の2つの質問があります。

たとえば、ある製品の売上が低迷しているとき、「売上が目標に達しなかった」という状況に対し、「Why so?(何故そうなったのか)」を分析し、その結果「So what?(何をするのか)」を明確にします。

先程の例(ある製品の売り上げが目標未達であった場合)で考えてみましょう。

「Why so?」(目標未達の理由)

・競合品が発売された

・競合会社のコール数が上がっている

・競合会社が有効なプロモーション(イベントなど)を行っている

 

「So what?」(どのように対策をとるか)

・口座を死守する

・コール数をあげる

・製品に注力する

 

一見よさそうですが、上記が抽象的な回答の例です。

「死守する」という言葉は、私が実際に会議で耳にした言葉ですが、いかにも日本語的ですよね。

英語では、そのニュアンスは伝わりません。また「注力する」という言葉も曖昧です。

では、具体的にするためには、どのようにしたら良いのでしょう?

以下の赤字のように考えてみてはどうでしょうか。

 

「Why so?」(目標未達の理由)

・競合品が発売された → 市場の何パーセントを競合品が占めるのか

・競合会社のコール数が上がっている → 具体的な数値は?

・有効なプロモーション(イベントなど)を行っている → 具体的にどのようなプロモーションを行っているか、また何故成果が上がっているか

 

「So what?」(どのように対策をとるか)

・口座を死守する → 具体的に何をいつ行うのか

・コール数をあげる → 具体的な数値と、いつまでに達成するか

・製品に注力する → 具体的に何をいつ行うのか

 

ポイントは、「データ(根拠)を示す」ことと、「数値で表す」ことです。

 

英語で伝える際のポイント

上記のポイントに加え、英語で伝える場合に心がけたほうが良いことは、「結論から伝える」ことです。

日本語では、「(現状は)…である。したがって、(結論は)…である」というように理由が先に来る表現になりがちです。

英語では逆に、結論から話す方が受け入れられます。

なので、「結論は…です。その理由は3つあります。1つ目は~」という順序で伝えるようにしましょう。

 

使える英語フレーズ

【データ(根拠)を示す】

Based on/According to the most recent market research report, the sales of product X did not reach the target.

(最新の市場調査報告によると、製品Xの売上は目標に達しなかった)

 

【数値で表す】

The sales of product X decreased by 10% compared with the last year.

(製品Xの売上は昨年に比べ10%減少した)

 

【結論を述べる】

とくに言いたいことを強調するため、名詞句を使うと効果的です。

 

What I want to emphasize here is…

(ここで私が強調したいことは…)

One thing I need to tell you is…

(1つお伝えしなければならないことは…)

All we have to do is…

(私たちがやらないければいけないことは…のみです)

 

【理由を述べる】

上記のあとに、以下のように理由を続けると伝わりやすくなります。

 

Let me explain.

(説明させてください)

I will give you an example.

(例を挙げます)

 

さらに、英語で伝えるときは、できるだけ1つの文章を短くすることを心がけましょう!